■ ID | 530 |
■ 種類 | 報告書 |
■ タイトル | 平成16年度ムサシトミヨ保護事業報告書 |
■ 著者 | 金澤光
埼玉県環境科学国際センター 木持謙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | ムサシトミヨの生息環境の維持及び試験研究報告書、平成17年3月 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県農林総合研究センター水産研究所熊谷試験地の閉鎖(平成16年3月)後も、県の魚「ムサシトミヨ」 が安定的に生息できるよう、生息地元荒川の水源維持及び、種の保存、危険分散に係る試験研究を当センターで実施した。
飼育下での繁殖試験は、自然条件下での繁殖を目指すために、水生植物の種類及び給餌の有無による繁殖状況を試験し、各区併せて4,995尾を繁殖させた。種の保存に必要な個体数を危険分散用に蓄養するとともに、さいたま水族館、熊谷市立小中学校に繁殖用として分譲した。さらに、啓発展示用として国土交通省等へ貸し出した。
移植適地調査は、過去に生息が確認された本庄地区で行った。その結果、小山川沿いの森と泉の公園は、現状では水温が高く、移殖不適であることが確認された。
生息地における生態調査は、生息環境改善や生息域拡大を目的に元荒川の4地点で行った。水質調査ではムサシトミヨの生息域でも蛍光増白剤(洗剤)が検出されており、非生息域ではその値が極端に高かった。生息域拡大には下水道整備等、生活排水対策等が急務であることが判明した。 |
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